東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

■■■■■■■■ タイトルに二重カッコは使いません。 ■■■■■■■■

Yellow Magic Children ~40年後のYMOの遺伝子~@新宿文化センター

2019年3月14日
YMOの結成40周年と新宿文化センター開館40周年を合わせて祝うイベントへ。
チケット発売日に新宿文化センターの窓口に並んで買った5列目中央の良席で素晴らしいコンサートを楽しみました。
ソールドアウトにならなかったのは平日の18時半開演ということからかしら。
自分ははやまって前日と勘違いしていて、会社を定時で速攻であがったのに暗い会場について、何で?と途方に暮れてしまいましたが、チケットを見直して愕然。こんなボケをやらかすとは歳のせいか。二日続けて定時速攻あがりとなりました。

バンマス高野寛による全曲解説がアップされていますが、これを読んだら行けば良かったと思う人がいるんじゃないかな。

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ゲストも多彩。
坂本美雨は久しぶりに見たのだけれど、あらためて美しい声に聞きほれました。
出てきてすぐに水のボトルを倒すのもご愛敬。

野宮真貴カジヒデキはそれぞれ自分たちのコスプレをしているような衣装。
「東京は夜の7時」と「君に、胸キュン。」をふたり並んで。
野宮真貴のダンス、派手な動きではないのにキレキレで目が釘付け。来年還暦とは。
カジくんもあいかわらずの短パン。

GREAT3の片寄明人と一緒にでてきたDAOKOという人を初めて見たのだけれど、表現力豊かなボーカルで「在広東少年」は絶品でした。

宮沢和史を生で見るのははじめてかな?
高野寛と仲良しというのが意外。「島唄」をYMOエッセンスのアレンジで、三線を引きながら顔芸も交え盛り上げてくれました。

ハウスバンドも実力者ぞろいで高野寛の他、高田漣(G,Vo,etc)、ゴンドウトモヒコ(Computer,etc)、沖山優司(B)、白根賢一(Dr)、網守将平(Key)という布陣。
この一夜限りというのはもったいないパフォーマンスで、夏のフェスとかでまたやってくれたら良いのに。
実はそれほど熱心なYMOリスナーではなかった自分だけれど、ティーンのころにリアルタイムだった音楽にはいつまでたっても心熱くなりますね。

2018年の振り返り

今年は社内の異動があり慣れない仕事につらい日々で、去年からの手足のしびれも酷くなり色んな病院を渡り歩いたりして、あんまり良い年ではなかったといえばそうなのだけれど、一方で新しいことにチャレンジして充実感も得たりしました。
夏に区の施設で募集のあったヒップホップダンスの講座に通って、おばさんたちに交じって週1で10回のコースを皆勤したのは我ながらよくやったなと。
秋には宮城県の震災復興マラソンで5kmのコースを完走。運動に縁のない自分がこの2つのアクティビティを完遂したという、エポックメイキングな年となりました。走ることはこれからも続けていきたいし、ダンスも良い機会があればまたやってみたいなと思います。

仕事での疲れもあり、休日やアフター5の活動はあまり活発ではなかったけれど、強く印象に残っているのは以下。

【ライブ】
 シャルロット・ゲンズブール(4月9日@六本木 EXシアター)
 GREAT HOLIDAY(5月15日@新木場 スタジオコースト)
 山下達郎(6月24日@松戸 森のホール21

【映画】
「アイ、トーニャ」
ボヘミアン・ラプソディー
エリック・クラプトン~12小節の人生」

【舞台】
 川上未映子×マームとジプシー「みえるわ」(2月1日@渋谷 WWW)
 青年団日本文学盛衰史」(7月7日@吉祥寺シアター

【美術】
 「縄文」@東京国立博物館
 「ピエール・ボナール展」@国立新美術館

そして、やはり「菊地成孔の粋な夜電波」の終了というのがショック・・・

2018年の物故者

1月4日 - 星野仙一
1月7日 - フランス・ギャル
1月21日 - 西部邁
1月22日 - アーシュラ・K・ル=グウィン
1月24日 - ECD
2月10日 - 石牟礼道子
2月21日 - 大杉漣
2月24日 - 左とん平
3月1日 - 古賀新一
3月14日 - スティーヴン・ホーキング
4月5日 - 高畑勲
4月23日 - 衣笠祥雄
4月24日 - 森田童子
5月2日 - 井上堯之
5月16日 - 西城秀樹
5月26日 - 津本陽
6月5日 - ケイト・スペード
6月27日 - ハーラン・エリスン
7月13日 - 浅利慶太
7月14日 - マサ斎藤
7月15日 - 生田悦子
7月19日 - デニス・テン
8月4日 - 津川雅彦
8月5日 - 水橋春夫
8月6日 - ジョエル・ロブション
8月10日 - 菅井きん
8月15日 - さくらももこ
8月16日 - アレサ・フランクリン
8月25日 - リンゼイ・ケンプ
9月15日 - 樹木希林
9月27日 - 志水正義
9月28日 - 渚ようこ
9月29日 - オーティス・ラッシュ
10月1日 - シャルル・アズナヴール
10月8日 - 輪島大士
10月15日 - ジョー・スタンカ
10月15日 - ポール・アレン
10月19日 - 下村脩
10月20日 - 芦田淳
10月21日 - 西澤潤一
10月27日 - あさぎり夕
11月7日 - フランシス・レイ
11月25日 - 前田憲男
11月30日 - ジョージ・H・W・ブッシュ
12月5日 - ダイナマイト・キッド
12月13日 - ナンシー・ウィルソン

「トッピング」は正しく使ってほしい

今の若い人は知らないだろうけど、「トッピング」というのはアイスクリームにかけるものとして普及した言葉だよね。
1985年頃、ホブソンズやハーゲンダッツといったお店ができて大ブームになり、それらのお店ではアイスクリームの上からかけるナッツやチョコレートのことをトッピングといっていて、そのカスタマイズ感がうけたのがブームの理由の一つでもあったはず。
英語的にもtopにのせるものということだと思うけど、最近の飲食店ではベースに追加する食材はなんでもトッピングと言っているようで、なんかイラッとするのです。

スパゲティ屋で上から振りかけるチーズや海苔はトッピングだろうけど、パスタと一緒にあえるキノコや野菜はトッピングじゃないだろと思う。
お好み焼き屋で粉と一緒にかきまぜてから焼くチーズや魚介類をトッピングというのも違うよね。
ココイチも昔はトッピングとはいっていなかったと思うけど、今のメニューはルーと一緒になる煮込み系のものやメイン的な揚げ物も含めて具材は全部トッピングといっていて、なんかしっくりこないです。

こんな風にトッピングという言葉が本来の意味から逸脱してしまっているというのも、あのアイスクリームブームがすっかり忘れ去られているというのがいけないのではないかと思うのです(ハーゲンダッツはコンビニやスーパーで買うカップアイスとしてのイメージになってしまったし・・・)。
ということで、往時を知っている大人はあのアイスクリームブームのことをきちんと若者に語り継いで、トッピングという言葉は正しく使うようにしてもらいたいと切に願うものなのです。
当時のアイスクリームのトッピングのイメージがみんなで共有できれば、トッピングの誤用はなくなるのではないでしょうか。

サバランについて

世の中の皆さんはサバランというケーキ(?)を知っているものなのでしょうか?
ブリオッシュが洋酒に浸ってクリームが挟まっているようなお菓子です。
自分は50にして今年はじめて知りました。愛読しているアートブロガーの女性の記事でごく当たり前に書かれていて、見たことも聞いたこともなかった自分はあわててどんなものか調べて、近所のイトーヨーカドーのなかにある不二家で買って食べました。
ネットで調べると昔はポピュラーだった昭和の懐かしい味みたいな書かれ方ですが、昭和どっぷりのはずの自分の子供時代には視界に入っていなかったようです。まあ、お酒が入っているわけですから親も子供には食べさせないでしょうしね。
でも、ブリオッシュなんておしゃれなパンは昔はなかったと思うのだけれど、これも自分の育ちのせいでしょうか。

それ以来、近所の不二家で観察しているのですが、不思議なのは、それほど人気があるとは思えないサバランが、定番として常に一定数並んでいること。
どんな人が買って食べているのでしょうか? しばらく観察を続けていきたいです。
ちなみに不二家のサバランはおいしくいただいたけれど、他のケーキ屋さんのをまだ食べていないので、今後、よりおいしいサバランの探求に努めたいと考えています。

「菊地成孔の粋な夜電波」終了によせて

2011年の夏頃だったか、後楽園のジャズバーのマスターから始まって少し経ったばかりのこの番組のことを教えてもらい、それ以来8年間欠かさずエアチェックして聴いてきました。
先ほどその最終回が終了。深夜4時からの放送をリアルタイムで聴き終え、平成最後の年末というのも相俟って、何か一つの時代が終わったようなセンチメンタルな気分になってしまい、久しぶりに放置状態のこのブログを更新したくなったりして。

最初の日本語ラップ特集で、この手のジャンルに疎かった自分もそれなりにヒップホップを楽しめるようになったし、「はじまりのうた」や「ベイビー・ドライバー」といった映画も見に行くことができました。それ以外にも様々な音楽を教えてもらったり、ゲストの方々との楽しいトーク、新宿やWBO(悪くてバカで面白い)の話題、TBSの女子アナとのラジオドラマなど、毎週の放送が本当に楽しみで、勉強にもなりました。
菊地さんの運営する多彩なバンドのライブにも行くようになり、いい年して番組のイベントにも欠かさず参加したのも良い思い出です。
ラジオ番組がなくなってもマルチに展開する菊地さんの活動をこれからも追いかけていきたいと思います。
8年間ありがとうございました。

下は2017年2月に渋谷のエeplusリビングルームカフェ&ダイニングでのイベント「リアルジャズバー<菊>」での様子。
拡散してと言われておりましたので・・・

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2017年の物故者

1月25日 - 藤村俊二
1月31日 - ジョン・ウェットン
2月3日 - 三浦朱門
2月9日 - 佐藤さとる
2月11日 - 谷口ジロー
2月12日 - アル・ジャロウ
2月13日 - 鈴木清順
2月16日 - ディック・ブルーナ
2月25日 - 中西俊夫
3月1日 - かまやつひろし
3月14日 - 渡瀬恒彦
3月18日 - チャック・ベリー
3月19日 - 岡崎トミ子
4月5日 - 加川良
4月12日 - ペギー葉山
4月16日 - アラン・ホールズワース
6月13日 - 野際陽子
6月22日 - 小林麻央
6月27日 - マイケル・ボンド
7月18日 - 日野原重明
7月20日 - 山野浩一
7月21日 - 平尾昌晃
7月31日 - ジャンヌ・モロー
8月19日 - ブライアン・オールディス
8月26日 - 中村雄二郎
8月28日 - 羽田孜
9月3日 - ウォルター・ベッカー
9月5日 - ホルガー・シューカイ
10月2日 - トム・ペティ
10月22日 - 亀渕友香
10月24日 - ファッツ・ドミノ
10月25日 - 遠藤賢司
10月26日 - 篠沢秀夫
11月18日 - マルコム・ヤング
12月2日 - はしだのりひこ
12月8日 - 野村沙知代
12月16日 - 早坂暁
12月24日 - 薄井憲二

ご冥福をお祈りいたします。