東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

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「田中 泯 <場踊り>―YさんのAtmosphere 歩く」@立教大学 新座キャンパス

㋈28日 土曜日
サンシャイン水族館のアマゾン展でオニオオハシなどを見てから東武東上線で志木へ。
立教大学の新座キャンパスで「田中 泯 <場踊り>―YさんのAtmosphere 歩く」というタイトルのダンス公演+講演が行われるのに参加してきました。エントリー不要で無料。

中庭に200人位の老若男女が集まり、じっと始まるのを待っていると、遠くの渡り廊下の上で踊っている姿が見えてきました。ビープ音と飛行機の通過音が響く中、少しずつ踊りながら近づいてきて、即興的なダンスはやがてオーディエンスの前のステージ的な場所にたどり着き、そこからさらに進みます。手を広げ天を仰ぎながら客の中に分け入り、客たちは立ち上がり向きをかえざるをえず、ダンサーを囲むようなかたちになり、ついには後ろの池にざぶざぶと入っていき、カゼひかないかしらと心配したところで終了。
アンコール的な軽快なダンスの後、図書館の方に去って行きました。

田中泯については、大河ドラマ龍馬伝」でおっかない吉田東洋を演じたのを見たことがあるだけでしたが、こういう表現をする人なのかとやっとわかりました。

場所を図書館の上のスタジオのような部屋に移動して、講演と質疑応答。
進行は立教大学現代心理学部映像身体学科の宇野邦一先生。
見る側と見られる側との境界を取り除きたいというようなことで、このように何もないところで踊り、客の中に入っていくのだというようなことをおっしゃっていて、それってバナナ学園純情乙女組が公演の最後で観客をステージにあげるのと通じるのかしらんと思ったり。
学生さんからも活発な質疑がでて、特に、即興と言いながらお約束の中でのパフォーマンスではないのかというような質問など、良かったです。

今回初めて知ったのですが、立教には現代心理学部(しかも映像身体学科)というのがあったのですね。面白そう。って、前のエントリーでもおんなじこと書いてますが、我々が学生だったころとは学問の世界も変わっているのですね。今の受験生は色んな選択肢があってうらやましい。