東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

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井上亘「漢字文化とはなにか ―古代東アジア情報技術史研究・序説―」@早稲田大学 戸山キャンパス

1月23日 木曜日
早稲田大学の日本宗教文化研究所主催で文化構想学部(昔の第二文学部?)多元文化論系共催の講演会に参加するため戸山キャンパスへ。
早稲田に日本宗教文化研究所なんていうのがあるのですね。

講師の井上亘先生は北京大学で日本古代史を中国語で講義されている方。
中国で発表された「漢字文化圏の形成」という論文に沿った講演。
珍しいことに櫛の字型に並べられた机で聞くスタイル。
古代中国に高度な情報処理システムができあがっていたという話や、日本における律令制の受容や漢文教育の話など、スライドと中国語論文のコピーを使い大変興味深い講義でした。

質疑応答は司会の先生が専攻の学生さんたちに促すもののなかなか出ず。
この前の立教でも思ったけど、質問が出ないからといって、仕切る人がどんな質問でもいいですからとか言っちゃうと、本当に枝葉末節なこととか質問されちゃって流れが変な方にいっちゃうから、こういうのは仕込んでおいてもいいんじゃないかと思います。最初にいい質問が出ないと盛り上がらないですし。
この日は偉い先生方も来られていて、そちらの方々にも振って活発なやり取りにはなりましたが。