東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

■■■■■■■■ タイトルに二重カッコは使いません。 ■■■■■■■■

芳賀徹「漱石のモナ・リサ」@東京大学 駒場キャンパス

1月26日 日曜日
はじめて東大の駒場キャンパスへ。
構内のレストランで食事をしたかったのですが、貸し切りでがっくり。
キャンパスを山手通りの方に抜けてから、東大の北側の道を西の方に歩きながらランチのできる店を探し、結局玄米食を出すお店へ。ボリュームは足りませんでしたが、正しい食事をした感じ。

東大の方に戻るついでに日本民藝館へ。「茶と美 -柳宗悦の茶-」という企画展を鑑賞。

15時から駒場キャンパス18号館にて教養学部名誉教授の芳賀徹先生の講演会、「漱石のモナ・リサ」に参加。
全然知らなかった先生なのですが、いただいたプロフィールを見ると色んなテーマのご本を出されているのですね。不勉強で恥ずかしい限りです。

講演は、夏目漱石の「永日小品」という新聞小説シリーズの掌編「モナリサ」をとりあげた解題をベースに、縦横無尽に広がるお話し。文学論と美術論をとりまぜた大変興味深い内容でしたが、途中、座席が気持ちよすぎてちょっと記憶がなくなってしまいました。
前衛作家としての漱石は安倍公房やカフカにつながるということでしたが、村上春樹もその先に来ますかね?

盛んに「三浦篤君は来てないのか?」とおっしゃっていたのがおかしかったです。
80を超えるお歳なのですが、姿勢もよく声のはりもあって大変お元気なご様子。こういう風に歳をとりたいものです。