東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

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「はじまりのうた」@ヒューマントラストシネマ渋谷

4月2日 木曜日
菊地成孔が「粋な夜電波」で主題歌「LOST STARS」の解題もやって、ずっと泣いていたと大絶賛していた映画「はじまりのうた」。
初めて行くヒューマントラストシネマ渋谷 で見てきました。
ニューヨークを舞台に、落ちぶれた中年プロデューサーとイギリスから来た女性シンガーソングライターが、1枚のアルバムを作る過程とその前後を描いた作品。

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チャーミングなシーンが一杯あって、例えばヘッドフォンでスティービー・ワンダーを2人で聴きながら街を歩いていて、「踊りたくならない?」とかいって手近なクラブに入って、周りは今風のEDMだかテクノだかで盛り上がってるなか、二人はヘッドフォンしたまま楽しそうに踊ってる場面とか。
主演のキーラ・ナイトレイはクール・ビューティーなんだけど、歌う場面でアップになると歯並びが悪いところに親近感を感じます。
娘がエレキギターで共演して、親子のわだかまりが溶けていく場面では感涙。バンドでチェロとバイオリンを弾く姉弟もいい感じ。
ロックスターになるボーイフレンド役のアダム・レヴィーンはマルーン5のボーカルの人。
彼が80年代風キラキラアレンジでやる「LOST STARS」も、それはそれで良いと思うけど(「私たちの曲じゃない」とか言われて、ライブシーンではアコースティックバージョンに変えてクライマックスとなるのです)。

菊地さん、素晴らしい映画をご紹介くださり、ありがとうございました。