東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

■■■■■■■■ タイトルに二重カッコは使いません。 ■■■■■■■■

2019年の振り返り

今年も4月に異動があって、去年よりさらに厳しい部署に。
休日出勤も多くなり、プライベートでの活動も低調に。
そんな中、記憶に残ったものを書き留めておきます。

【ライブ】
Yellow Magic Children(3月14日@新宿文化センター)
Ringo Starr and His All Starr Band(4月3日@昭和大学人見記念講堂
TEDESCHI TRUCKS BAND(6月16日@TOKYO DOME CITY HALL
U2(12月5日@さいたまスーパーアリーナ

【映画】
「メアリーの総て」
ノーザン・ソウル
「新宿タイガー」

【舞台】
快快「ルイルイ」(9月15日@神奈川芸術劇場 大スタジオ)
NODA-MAP「Q」(11月16日@東京芸術劇場 プレイハウス)
穂村弘×マームとジプシー×名久井直子「ぬいぐるみたちがなんだか変だよと囁いている引っ越しの夜」(12月29日@キチム)

【美術】 
「奇想の系譜展」@東京都美術館
ギュスターヴ・モロー展 ― サロメと宿命の女たち ―」@パナソニック留美術館
「メスキータ」@東京ステーションギャラリー

2019年の物故者

1月4日 - 横田順彌
1月5日 - 兼高かおる
1月12日 - 梅原猛
1月23日 - オリヴァー・ムトゥクジ
1月26日 - ミシェル・ルグラン
1月29日 - 橋本治
1月29日 - ジェームス・イングラム
1月31日 - 岡留安則
2月5日 - 堀文子
2月8日 - 堺屋太一
2月10日 - 北尾光司
2月19日 - カール・ラガーフェルド
2月24日 - ドナルド・キーン
3月6日 - 砂川しげひさ
3月7日 - ザ・デストロイヤー
3月17日 - 内田裕也
3月25日 - スコット・ウォーカー
3月26日 - 白石冬美
3月26日 - 萩原健一
3月28日 - アニエス・ヴァルダ
4月11日 - モンキー・パンチ
4月24日 - 小出義雄
4月25日 - 遠藤ミチロウ
5月12日 - 京マチ子
5月13日 - ドリス・デイ
5月16日 - 加藤典洋
5月20日 - ニキ・ラウダ
6月6日 - 田辺聖子
6月6日 - ドクター・ジョン
6月6日 - 島武実
6月28日 - 上田閑照
7月6日 - ジョアン・ジルベルト
7月8日 - 竹村健一
7月9日 - ジャニー喜多川
8月10日 - 瀧本哲史
8月30日 - 池内紀
9月2日 - 安部譲二
10月6日 - 金田正一
10月6日 - ジンジャー・ベイカー
10月7日 - 和田誠
10月13日 - 吾妻ひでお
10月22日 - 緒方貞子
10月24日 - 八千草薫
11月29日 - 中曽根康弘
12月4日 - 中村哲
12月12日 - 梅宮辰夫

U2とスピッツ、大宮と横浜

12月5日木曜日、午後は半休にしていたのに仕事が終わらず、会社を出たのは5時。
さいたまスーパーアリーナでのU2の13年ぶりの来日公演に行きました。
自分にとっては瀬戸で見た初来日公演以来36年ぶり2回目のU2
4万円近いチケットの特典はちょっと期待外れだったけれど、噂にたがわぬ素晴らしいライブでした。
巨大なLEDスクリーンだけがそびえたち、スピーカーすら見あたらないシンプルなステージ。
序盤と終盤の演奏が行われたセンターステージは意外と2階席にも近く、36年前を思い出してわくわくしましたが、観客をステージにあげることもなく、きっちりとベテランらしく計算されたパフォーマンスという印象。スクリーンには日本公演にカスタマイズした映像が流され、バンドの誠実さを感じました。

翌週、12月15日日曜日は横浜アリーナスピッツのライブ。フェスも入れて7回目かな?
当日の入場時に座席番号がわかるという画期的なシステムで指示された座席は、偶然にもステージとの相対的な位置がU2の時とほぼ同じのスタンド席でした。
メンバーの後ろにジャングルジムのようなヤグラが組んであり、その中に小さめのスクリーンがたくさん。曲ごとに色とりどりの様々な演出が行われて、むしろかつてのU2のツアーのよう。派手な照明とは関係なくいつものスピッツらしい演奏とゆるいMC。楽しませていただきました。

U2スピッツもデビュー以来メンバーチェンジもなく、シーンのなかで確固たる地位をキープし続けているバンド。
コンスタントにアルバムを出して新しい若いファンを獲得し続けている稀有な2つのバンドを、この冬10日違いで東京の北と西のアリーナで見られたのは素晴らしい偶然でした。


過去のU2の記事
初来日物語 U2 : 東京クリッピング private

過去のスピッツの記事
「bone to run 2015」 @別府 ビーコンプラザ - 東京クリッピング private 3
VIVA LA ROCK@さいたまスーパーアリーナ - 東京クリッピング private 3
スピッツ - 東京クリッピングprivate2
スピッツのスタジアムロック : 東京クリッピング private

大崎から新宿徘徊へ

2019年11月9日
土曜日だったけれど出勤して、エンドレスの仕事を昼過ぎまでしてから、大崎ニューシティのO美術館で開催中の中林忠良展へ。朝日新聞の記事で気になったので。
芸大のえらい先生だった人だけれど、この展覧会で初めて知りました。
70年代テイストで小松左京のSFに合いそうな精密な銅版画の数々。
素晴らしい作品がボリュームたっぷりなのに無料。嬉しいです。
小山田圭吾の親戚だそうで、ジャケットに作品が使われたコーネリアスのレコード/CDの展示もあり、さらにはTシャツも販売されていました。

その後、新宿三丁目にまわって最近気に入っているバー、エーホリックさんで遅い昼食。一汁三菜定食。大変おいしゅうございました。
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外から聞こえてくる新宿トラッドジャズフェスティバルの演奏をBGMに、マスターとアート関係の色々なお話をして小一時間ほど過ごしてから外へ。
その新宿トラッドジャズフェスティバルの要通りでの路上演奏を後ろから見学。ハチャトゥリアン楽団というバンドのパフォーマンスを楽しませていただきました。バンジョーとホーンをフィーチャーしたニューオリンズ系のボーカル入りサウンド。今度はじっくり正面から見たいです。

次に新宿文化センターへ行って「踊りの祭典」。基本的にアマチュアの出演ではあるけれど、様々な民俗舞踊なんかが立派なステージで見られる毎年恒例の新宿区の無料イベント。終盤の3時間くらいだけ見たなかでは、南インドの太鼓を使ったヌリッティアンジャリという団体のステージが印象的でした。
最後にベリーダンスのくくりで2つの団体が出て、両方とも高レベルのダンスだったと思うのだけれど、ベリーダンスとはいったい何なのだろうか、これは創作ダンスではないのかと思ったり。

タダで色々なものを見ることのできて充実した一日でした。

令和のはじまり、鎌倉

5月1日
令和最初の日、何かイベントというわけではないけれど、横須賀線に乗り鎌倉へ。
駅前の有名カフェの行列に並んでサンドイッチをいただいてから徒歩で鎌倉文学館へ。
鎌倉ゆかりの作家っていっぱいいたんだね。
企画展は三島由紀夫豊饒の海について。定年退職したら読もう。
庭園のバラはまだ早かったけれどフォトジェニックでクラシックな建物が素敵。

またぶらぶらと歩いて初めて見る鎌倉大仏へ。野ざらしで表面のエイジング具合もいい感じ。
続いて近くの長谷寺へ。名物のあじさいはまだまだ先だけれど、鎌倉市街を見下ろす良い眺めでした。

途中で見かけたインド料理屋で遅いお昼を食べていたら雨が降ってきたので、特に行きたいところもないし観光は切り上げて帰京。

「レ・ミゼラブル」@帝国劇場

4月23日
18時15分開演なので半休をとって有楽町へ。
ツマを待つ間、国際フォーラムの中庭のようなところをぶらぶら。
東京駅方面からやってきたツマと落ち合ってから、1階のお店でピザなどそそくさと食べてから帝国劇場へ。

2017年5月に続いて2回目の「レ・ミゼラブル」鑑賞。2階3列目。
また生田絵梨花が出ている日を選んで。次々と乃木坂のメンバーは卒業していくけれど彼女はどうするつもりなのだろうか。

客席には修学旅行の中学生たちが大勢いて、自分のころを思うと考えられないしうらやましい。
カーテンコールで子役ちゃんたちは出てこなかったけれど、昼の部だと出てくるのだろうかと思ったり。

RINGO STARR And His All Starr Band@昭和女子大学人見記念講堂

2019年4月3日
リンゴ・スターの熱心なリスナーというわけではないけれど、何といっても元ビートルズのロック・レジェンドの来日だし、前回の来日時のレビューから楽しいライブが期待できそうだったのでチケットゲット。
東京では初日の昭和女子大学人見記念講堂とその後の東京ドームシティホールがあったんだけど、昔、セルジュ・ゲンズブールが来日したときに客をあおってステージ前に殺到させて、シャンソン歌手として貸した会場側をあわてさせたという30年前のエピソード以来、一度行ってみたいと思っていた人見記念講堂をチョイス。
座席は2階最前列でステージがよく見える良席。客の年齢層は当然高いし、座って見るのかと思っていたら1階は1曲目から総立ちで意外。2階は一部の人を除いて最後まで座っていましたけど。
ビートルズのなかのリンゴがボーカルの曲とソロで発表した曲にバンドメンバーのバンドの曲を織り交ぜたセットリスト。
自分はビートルズのこともよくわかっておらず、これもリンゴだったの?という曲がいくつも。
フロントにいるバンドメンバーは
 スティーヴ・ルカサーTOTO> - G./Vo.
 グレッグ・ローリー <ex.サンタナ/ジャーニー> - Key./Vo.
 コリン・ヘイ <ex.メン・アット・ワーク> - G./Vo.
 ヘイミッシュ・スチュワート <ex.アべレージ・ホワイト・バンド> - B./G./Vo.
ということで、トト、サンタナメン・アット・ワーク、アべレージ・ホワイト・バンドの曲を公平に3曲ずつ披露。
それが有名な大ヒット曲ばかりで祝祭感がたまりません。
ビートルズが60年代、サンタナ、アべレージ・ホワイト・バンドが70年代、トト、メン・アット・ワークが80年代とバランスよくロック・ヒストリーを楽しむことのできる構成でもありました。

ひたすら突っ走るようなポール・マッカートニーの東京ドームとは違って、この日のライブは終始リラックスムードで親密感があって、これからますます歳をとっていくアーティストとリスナーにとって、こういう形態のコンサートが典型的なパッケージとして普及していくのも面白いかなと思ったりして。

udo.jp