1月19日土曜日
東京ドームの「ふるさと祭り東京」でゆるキャラの運動会など見てから吉祥寺へ。
今年になってから毎週土曜日に吉祥寺に行っています。
年末にバナナ学園で一緒に並んでいた女の子に、何か面白い劇団とかある?って聞いて教えてもらったのがマームとジプシー。
その後、ユリイカの小劇場特集を読んだらかなり注目されている劇団のようで、不勉強を恥じるとともに、速攻今回の吉祥寺シアター公演を予約したのでした。
ホールに入ると、ステージ左側に2本の懸垂幕があってぼやけた海の情景が映されていて、右のほうにはステージから客席を撮っているビデオカメラの映像がスクリーンに投射されています。
客入れの間、ライドの曲がエンドレスで流れるなか役者がステージ上をうろうろしたり準備運動のようなことをしたり。
今回の「あ、ストレンジャー」はカミュの「異邦人」を原案にしているということで、直前に読んでいたのですが、それの基調となる疎外感のようなものがこの芝居にもうまく表現されていたと感じました。しつこいほどのリフレインがそれをさらに強調していて、原作のモチーフを少しずつ形を変えながらうまく取り入れていたと思います。
最後までクールな演出で、70年も前の小説にリアルな現代性を付与した芝居になっていて、見て良かったと思いました。
この劇団を教えてくれたあの女の子に感謝。