東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

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「最後のマイ・ウェイ」@渋谷ル・シネマ

㋆26日 金曜日
仕事のあと、渋谷へ。ル・シネマにてフランスのポップス歌手クロード・フランソワを伝記的に描いた映画「最後のマイ・ウェイ」を鑑賞。

あの「マイ・ウェイ」の原曲がフランス人歌手のものということは知っていたし、聴いたこともあったけれど、クロード・フランソワという名前は知らないでいました。
この映画は、彼の生まれた環境からはじまり、少年時代からデビュー、全盛期、そして偶然の事故死までをわかりやすく、厳格な父親との相克みたいなのを軸として、編年式に進んでいきます。フランスのショービジネスの様子なども含め、とても面白かったです。クロード・フランソワという人を知らなくても楽しめる映画だと思います。

クロード役の俳優は本人そっくりらしく、熱演だったとは思うけど、18歳くらいのところはちょっと無理がありましたね。
一時恋愛関係にあったフランス・ギャルもでてきます。セルジュ・ゲンスブールの作った「夢見るシャンソン人形」で賞をとったあと、彼女に冷たくあたるのは嫉妬心なのでしょうか。セルジュの伝記映画「ゲンスブールと女たち」ではフランス・ギャルがセルジュの前でパンスト一枚で腰をくねらせるシーンがあったけれど、時期的にはかぶっているのかしら。

父親がエジプトのスエズ運河を監督する仕事をしていたということで、エジプトで生まれ育つクロードですが、スエズ運河の権益をフランスが失いモナコへと逃げる場面が描かれていました。
このあたりの近現代史を全然知らないなあと反省。時間があれば勉強したいです。