東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

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喜多崎親「印象派のフィギュア? ードガの《14歳の小さな踊子》の位置」@明治学院大学

1月11日 土曜日
明治学院大学芸術学科の講演会「印象派のフィギュア? ードガの《14歳の小さな踊子》の位置」というのに参加。本当は去年の秋に開催予定だったのが、台風直撃のため延期でこの日になったもの。
講師は成城大学の喜多崎親先生。19世紀フランス美術が専門の方。聴衆30人位。

ドガが第6回印象派展に出品した「14歳の小さな踊子」という作品をめぐる謎解きのようなお話し。
高さ99センチのいわば蝋人形。ドガが生前に発表した彫刻作品はこの1点だけだそうです。
彫刻作品に服を着せたり髪の毛を植えたりしてリアルにしていくことと芸術性の関係について整理して、この作品が芸術か否かの論争があったことをわかりやすく解説していただきました。
現代のフィギュアとの比較で、スライドで綾波レイのフィギュアに同じポーズをさせた写真を並べたり、蝋人形館の歴史にも触れられたりして、とても刺激的で面白い講演でした。