1月20日 月曜日
仕事を定時で切り上げ、立教大学ジェンダーフォーラム主催 第61回ジェンダーセッション「尼僧の目から見た現代日本仏教」というのに行ってきました。
告知文に「ジェンダー宗教学による問題提起と方法論を基盤に、諸宗派における尼僧の養成制度や尼僧のさまざまな活動と考え方などを分析する」とあり、初めてきくジェンダー宗教学というのに興味をもったので。
講師はバイロイト大学宗教学第二講座准教授で立教大学大学院キリスト教学科客員研究員のモニカ・シュリンプフ先生。ショートカットの似合うドイツ人女性です。日本語での講演。
最初の方で少しだけジェンダー宗教学について言及。Ursula Kingというイギリスの宗教学者の1995年の論文から始まったということかしら?
既存の宗教学が男性中心主義的という批判をされている点についてもっとくわしく聴きたかったですが、本題ではないので仕方ないですね。
現代日本仏教についてでは、尼僧や女性教師、寺庭夫人(この言葉も初めて知りました)の現状や宗派による違い、「フリースタイルな尼僧」についてなど、興味深いお話しを聞けました。
質疑応答ではちょっと緊張感がはしる場面があったり、的外れな質問をする人や持論を展開する人が多かったりして、モニカ先生がちょっとかわいそうでした。やっぱり宗教学というのに一般の人が期待するイメージとのギャップがあるのでしょうか。