東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

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「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」@国立新美術館

7月6日 日曜日
14時前に国立新美術館に到着し、チケットを買ったらまず3階の講堂へ。
法政大学鈴木晶先生の「ディアギレフ--美を追い続けた男」という講演。
初心者向けの解説ということで、バレエに無知な自分にもよくわかるように、全然知らなかったディアギレフというイベントプロデューサーみたいな人のことやバレエ・リュスのヒストリーについて話していただけました。
展覧会を見る前にこの講演を聞いておいて本当に良かったです。

そして1階の展覧会場へ。時代順、演目ごとに展示された衣装や小道具の数々。オーストラリアの美術館のコレクション。壁を設けないで全体が見渡せるつくりになっていて壮観な眺めです。
一般的なイメージの(白鳥の湖的な)バレエ衣装とは全然違いますね。パリで一大ムーブメントとなった頃を想像するのが楽しいです。


ところで、鈴木先生の講演によると、1909年のバレエ・リュスの旗揚げは、オペラ座がその公演スタイルに難色を示してドタキャンしてきたため、急遽シャトレ座に会場を移して行われたとのこと。
シャトレ座といえば、去年、渋谷慶一郎初音ミク主演オペラ「THE END」の公演もあって、歴史のある堅そうな劇場なのにと思ったのですが、外国の新しい文化に寛容なのは、こういうところから繋がっているんですね。