東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

■■■■■■■■ タイトルに二重カッコは使いません。 ■■■■■■■■

「メアリー・カサット 人と作品ー展覧会へのいざない」@新宿歴史博物館 2F講堂

7月2日 土曜日
横浜美術館で日本では35年ぶりの回顧展が開かれているメアリー・カサットですが、この日は新宿歴史博物館にて横浜美術館学芸員の内山淳子さんによる講演会。
なんで横浜美術館の企画展にまつわるイベントが新宿であるのかと思ったら、35年前のカサット展は新宿伊勢丹で開催されたとのこと。
カサットの生涯を順に追いながら、作品との関係をスクリーンを使って説明してくれました。
なんとなくアメリカの印象派画家としか知らなかったカサットだけれど、興味深い人生を送った人だったのですね。
アメリカに住んでいたのは子供の時だけでほとんどフランスで活動していたとか、ドガと深い関係があったとか、お姉さんをはじめとする家族との関係、生涯独身で女性画家として矜持をもつつづけたことなど、様々なお話を聞けて、美術史における位置づけや個人としての伝記的な魅力がよくわかりました。

カサットが壁画を描いたシカゴ万博の「女性館」に、日本から出品された11点のひとつである渡辺幽香の作品も横浜美術館に展示されているとのこと。
おまけとして大変興味深い輸送中や開梱中の写真も映してもらいました。