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東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

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エクス・エクス・ポナイト!@渋谷O-nest

音楽 文学・読書

5月3日
佐々木敦主催の「エクス・エクス・ポナイト!」初日に参戦。
場所は渋谷のO-nest
開場の16時に行ったらかなりの行列であせりましたが、となりのO-WESTと混ざっていたからでした。
とはいえ、最終的には満員だった模様。

最初に登場したのは「湯浅湾 feat. 大谷能生」。そのつもりはなかったのに最前列。
音楽評論家の湯浅学がギターを弾くバンド。バックに彼が高校時代に撮った映画を流してそれに音をあてるというスタイル。40年前の東京の風景や若者の格好が懐かしい感じです(って、知らないけど)。

会場を上のロビーに移して「保坂和志×磯崎憲一郎×山下澄人」の鼎談。狭いところに押し込まれてちょっと苦しかったですが、保坂和志がリードしながら小説家の表現活動について興味深いお話。
保坂和志は小説のイメージと全然違って、べらんめえ口調で親分肌なのが意外でした。
磯崎憲一郎山下澄人の小説は読んだことがないのですが、そのうち読みたいと思います。

続いて「菊地成孔 VS Moe and ghosts」のライブ。トイレに行ったせいで出遅れて、だいぶ後ろのポジション。
ラップの女の子にDJ3人、菊地成孔はラップとポエトリーリーディングがメインで少しサックス。
前に「粋な夜電波」でかかったアーティストだっけ?
初めて見ましたが面白いですね。女性ラッパーは超早口だったり高音で歌ったりするようなラップを、ダンスパフォーマンスのような身振りで見せてくれます。
後ろにいてよく見えなかったので、片づけをしているときに前に行って拝見すると、超ロングヘアーにふわっとしたダークカラーのワンピース姿のお嬢さんで、一般的なヒップホップのルックスとは全然違って、これは萌えますね。

今度はそのままホールで「菊地成孔×千葉雅也」の対談。
千葉雅也っていう人は知らなかったのだけれど、立命館大学の先生。
調べてみたらフランスのエコール・ノルマルにも留学していた秀才で、ドゥルーズなど現代思想をフィールドにする人のようです。見た目は軽い感じですけど。
二人は初対面とのことでしたが、ファッションショーの音楽とか純潔と混血についてとか、様々な話題で盛り上がりました。

トリが「初音階段」。対談のあとずるずると進んで2列目あたりで。
非常階段というノイズバンドは80年代から知ってはいたものの、過激なイメージが強くてちょっと敬遠していたし、それに初音ミクがフィーチャリングされてどんな風になるのか見当もつかず、一応ユーチューブで公開されていた曲で予習しておきました。
ギターのJOJO広重とノイズを出す機械(なんというのかしら?)担当のお父さんの二人ではじまり、途中から初音ミクのコスプレをした女の子が登場。佐々木敦もつぶやいていましたが、初音ミクって実在したんですね。完璧なルックスです。白波多カミンという関西で活動するシンガーソングライターとのこと。
ボカロ曲のトラックにノイズを被せていくスタイルで「卒業写真」、「YES-YES-YES」などの昔のニューミュージックや、初音階段のアルバムにはいっていた緑魔子じゃがたらのカバーなど。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「サンディ・モーニング」も。
とにかくすごい世界でした。JOJO広重はあの激しいギターをピックでなく指で弾いていたけれど、ツメはどんな風になっているのだろう。白波多カミンも気になります。

4時から10時まで、立っているか固い床で窮屈に座っているかで疲れはしましたが、知らなかった世界に触れることができてとても楽しかったです。
素晴らしいイベントを企画してくれた佐々木敦さん(菊地氏曰く、サブカル界不動のセンター佐々木あっちゃん)に感謝。気持ちよく家路につきました。

異なるメンツの二日目にも行きたかったけれど、家庭の平和のため自粛です。