東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

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劇団、本谷有希子「遭難、」@池袋

東京芸術劇場地下のシアターイーストで劇団、本谷有希子の「遭難、」という芝居を見てきました。
中学校の職員室(?)を舞台に教師4人と自殺未遂した生徒の母親の計5人が登場し、真実と嘘が錯綜していくうちにそれぞれの本性が見えてくるという作品。
本谷作品は小説を1冊読んだだけで芝居は初めてなのですが、小説で表現されていた「イヤな感じ」が舞台でも感じられて引き込まれました。

母親役が片桐はいり。四半世紀前に名古屋でブリキの自発団の「光る左手」を見て以来の生はいり。その時はあまりにインパクトのある異形さに、東京の劇団はすごいと思ったもので、私にとって80年代小劇団ブームのアイコンともいえる存在です。
テレビドラマで見かけるようになりインパクトは薄まりましたが、この日も存在感のある演技でした。

客入れ時のアナウンスが本谷本人。かわいい声ですね。