東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

■■■■■■■■ タイトルに二重カッコは使いません。 ■■■■■■■■

「トッピング」は正しく使ってほしい

今の若い人は知らないだろうけど、「トッピング」というのはアイスクリームにかけるものとして普及した言葉だよね。
1985年頃、ホブソンズやハーゲンダッツといったお店ができて大ブームになり、それらのお店ではアイスクリームの上からかけるナッツやチョコレートのことをトッピングといっていて、そのカスタマイズ感がうけたのがブームの理由の一つでもあったはず。
英語的にもtopにのせるものということだと思うけど、最近の飲食店ではベースに追加する食材はなんでもトッピングと言っているようで、なんかイラッとするのです。

スパゲティ屋で上から振りかけるチーズや海苔はトッピングだろうけど、パスタと一緒にあえるキノコや野菜はトッピングじゃないだろと思う。
お好み焼き屋で粉と一緒にかきまぜてから焼くチーズや魚介類をトッピングというのも違うよね。
ココイチも昔はトッピングとはいっていなかったと思うけど、今のメニューはルーと一緒になる煮込み系のものやメイン的な揚げ物も含めて具材は全部トッピングといっていて、なんかしっくりこないです。

こんな風にトッピングという言葉が本来の意味から逸脱してしまっているというのも、あのアイスクリームブームがすっかり忘れ去られているというのがいけないのではないかと思うのです(ハーゲンダッツはコンビニやスーパーで買うカップアイスとしてのイメージになってしまったし・・・)。
ということで、往時を知っている大人はあのアイスクリームブームのことをきちんと若者に語り継いで、トッピングという言葉は正しく使うようにしてもらいたいと切に願うものなのです。
当時のアイスクリームのトッピングのイメージがみんなで共有できれば、トッピングの誤用はなくなるのではないでしょうか。