LIVE MAGIC! 2016@恵比寿ガーデンプレイス
10月23日 日曜日
土日で行われたピーター・バラカンがオーガナイズする音楽フェス。
日曜だけ当日券で参加しました。
ザ・ガーデンホールとザ・ガーデンルーム、そしてラウンジの3か所のステージで、ブルーズやルーツミュージック中心のアーティスト選択。
食べ物屋さんの出店も色々。
最初に広いほうのザ・ガーデンホールに登場したのは、Reggaelation IndependAnceという日本のレゲエバンド。ミキサーもメンバーに含む、インストバンドです。
ラウンジに移動して濱口祐自&Reiを聴きながら、マスターカードのサービスでマッサージを受けたり。
ザ・ガーデンホールでは次に高田漣による高田渡の1stアルバム「ごあいさつ」の再現ライブ。
ザ・ガーデンルームに移動しZabaDuoというベース(アメリカ人)とパーカッション(ブラジル人)の2人組。パーカッションの人がメインに使うのが、タンバリンのようなパンデイロという楽器なんだけど、リズムボックスみたいな音がでて不思議。それとベースだけで多彩な表現をしてくれました。日本人フリューゲルホルン奏者のTOKUがゲスト。
またザ・ガーデンホールに戻って、EnTRANSという和太鼓とチョッパーベースによる強力なリズム隊にオルガン、ブルースハープをフィーチャーしたファンク/ブルーズというスーパーバンド。
最後にサニー・ランドレスのトリオ。スライドギター炸裂です。
アンコールでは色んな人がステージに上がってセッション。大団円となりました。
このフェス、アーティストの登場のたびにピーター・バラカンが前説をしてくれるのが良いですね。
お客さんの年齢層も高めで、イスがいっぱいあるのも助かります。
マスターカードのサービスでアルコールも含めてフリードリンクというのもうれしかったけど、ちょっと危険かも。何とか自制しましたが。
すぎなみフェスタ2016@桃井原っぱ公園
「文学」から離れて文学を考える —「事実」と「フィクション」の間@実践女子大学 創立120周年記念館
10月15日 土曜日
しばしば訪れている国学院大学のすぐそばにある実践女子大学大学に初めて行きました。学祭をやっていて賑やかな校舎で、文学部英文学科の公開講座。4人の講演の後、パネルディスカッションというプログラム。
まず、実践女子大学教授の島高行先生の「『ガリヴァー旅行記』の修辞学と政治学」。スウィフトの生きた18世紀イギリスの時代背景とか、ストーリーや設定に含まれるメタファーとか、全然知らなかったことばかりで、一度きちんと読んでおかなきゃと思いました。
次に、評論家/ジャーナリストの武田徹先生による「開高健とベトナム戦争」は、開高健がルポルタージュを書き、発表するにあたって、どのような気持ちの逡巡があり、発表作品に反映されたかという話。
それから武内進一先生による「21世紀のコンゴ民主共和国で『闇の奥』を読む」。武内先生は日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センターのセンター長という方で、フランス語圏アフリカ研究の権威のようです。
ベルギー領コンゴ/コンゴ民主共和国の歴史とコンラッドの「闇の奥」という作品について、大変興味深いお話をしてくださいました。帰ってから、早速「闇の奥」の新訳をアマゾンで購入。
最後に実践女子大学准教授の土屋結城先生による「こぐまとしての移民-『パディントン』から見る現代イギリス」。映画版の「パディントン」を題材に、イギリスにおけるカリブ海からの移民の歴史などを教えていただき、なんでイギリスからレゲエやスカのバンドが出てくるのかやっとわかりました。ノッティングヒルカーニバルにも行ってみたい!
パディントンって企業の宣伝に使われているキャラクターという程度の認識だったのですが、原作の児童文学があったのですね。これもさっそくアマゾンで購入。映画もツタヤで借りて見て、この講演のおかげで作品世界をより楽しむことができました。
土屋先生の講演の後、ひな壇に先生達が並んでのパネルディスカッションだったのですが、時間も短く不完全燃焼気味。
でも、どの演題も25分ずつじゃ物足りない深い内容で、30人位の聴衆相手じゃもったいなかったな。
国学院大学の常盤松ホールみたいなところで、それぞれ1時間半くらいたっぷりやってもらいたいです。
「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」@イメージ・フォーラム
10月14日 金曜日
2014年に制作されたジャニス・ジョプリンの伝記映画。
彼女が家族にあてた手紙を織り交ぜながら、関係者の証言や当時のフィルムで彼女の人生を編年体で描いていきます。
女性歌手がトップに上がっても、そのポジションを維持し続けることに困難があるということがわかりました。