東京クリッピング private 3

将来の自分のための備忘録 東京のあちこちでみてきたモノ・コトの記録を中心に 2012年4月から

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ロロ vol.12「あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語」@東京芸術劇場 シアターイースト

5月27日 金曜日
ロロがとうとう東京芸術劇場に進出。
こまばアゴラ劇場でやった前作「ハンサムな大悟」を会場に合わせてグレードアップしたような作品かな。
客席がステージの両側にあるつくりも同じ。入場して向こう側の最前列に座って鑑賞。

ハコが大きい分、演出の自由度が増していて、3次元的な動きが効果的に使われていました。
全編宮城弁がフィーチャーされた不思議な村での母娘3代の物語に、ロロ流のボーイ・ミーツ・ガールの要素が合わさって、スケールの大きな作品になったと思います。
時系列がシャッフルされて、同じ格好のまま過去に未来に移るのがスリリングで、緑色のテーブルを道にみたてて役者たちが動かして形作っていくのも楽しげ。

森本華の男役、かっこいい。「ハンサムな大悟」に続きトリの役もはまってました。すごい役者かも。
島田桃子は、泡沫という木を上り続ける女の子の役。「ロミオとジュリエットのこどもたち」@あうるすぽっとの時のDJを思わせるキュートさで、妖精的な役が似合いますね。

今作、ロロの集大成にて最高傑作と思いますが、初めてロロを知った「常夏」をもう一回見たいなあ。

過去のロロの記事
ロロ「ハンサムな大悟」@こまばアゴラ劇場 - 東京クリッピング private 3
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ロロ「いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校」@新宿眼科画廊 - 東京クリッピング private 3
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http://d.hatena.ne.jp/secretsheep/20120219/1329602091
常夏byロロ@池袋シアターグリーン - 東京クリッピング private 2