鈴木聡子「神社の年中行事と地域社会」@国学院大学
6月7日 土曜日
渋谷の国学院大学は山種美術館へ行くバスから見たことがあるだけでしたが、このたび第40回日本文化を知る講座「見直される伝統宗教」というのに参加させてもらうことになりました。
毎週土曜日に全4回のシリーズです。
「國學院大學」と旧字で書くのが大学のポリシーのようだけれど、ぼくは固有名詞もできるだけ今の一般的な字を使いたいという考えなので国学院大学と書かせていただきます(高島屋とか吉野家とかも同様)。
会場はバス停のすぐ隣にある常磐松ホール(学術メディアセンター1階)という立派なホール。
第1回のこの日は、国学院大学助教の鈴木聡子さんによる「神社の年中行事と地域社会」というお話し。
節日という季節の節目の日に行う神社行事についてのサマリーのあと、特に「端午」という節日の行事や風習についてフォーカスした内容。菖蒲やチマキの習慣などを含め、なぜ5月にこのようなことをするのかわかりやすく解説され、大変勉強になりました。
講演のあと、同じ建物の地下にある博物館を見学。無料ながら、考古学や祭祀祭礼に関する資料がなかなかのボリュームで展示されていて、おトク感がありますね。
バスで渋谷駅に戻ってから、ヒカリエ8階のd47 MUSEUMで「文化誌が街の意識を変える展」。全国47都道府県の地域誌が手に取って見られるようになっている展示。
webで色んな情報を入手できる現在でも、各地で個性的でセンスの良い地方誌が発行され支持されていることがわかって、昭和育ちの人間としては嬉しくなりました。